実技研修会報告

第5回国立理学療法士協議会関東信越部会実技研修を終えて

甲府病院 朝日 達也

 

 平成28年7月2日(土)国立病院機構新潟病院にて「片麻痺のリハビリテーション」として促通反復療法(川平法)の手技、ホイストの体験、ロボットスーツHALの紹介など最新の脳卒中治療法を体験する実技研修会を開催しました。初めての新潟地区での開催、初めての国立病院機構職員の講師、初めての冬期以外の開催、初めての作業療法士の参加と初めて尽くしの研修となりましたが開催地の新潟病院スタッフの多大な御協力と多くの参加者により盛大な研修となりました。
 講師を国立病院機構新潟病院理学療法士長猪爪陽子先生、同病院理学療法士島翔悟先生、同病院作業療法士佐藤大樹先生にお願いし川平法の促通反復療法手技の実技、天井走行リフト・ホイストを利用した歩行練習、ロボットスーツHALを着用したリハビリテーションの見学、iPadを通して遠隔操作で自由自在に動き回って現場の様子を観察し、その場にいる人と会話を楽しめるロボット「Double Robotics」の紹介、3Dプリンターを使った自助具の作成など最新機器を使用したリハビリテーションを教えて頂きました。新潟病院リハビリテーション科は「こどもからおとなのすべての年齢の病気・障害」や「いかなる難病」に対しても、医学的アウトカムの改善と患者・ご家族の笑顔を目標に様々な治療・指導・相談を行うことを科の方針と位置づけており、質の高い医療を提供するとともにHALの治験や研究活動にも積極的に取り組んでいます。参加者や関信役員からも「未来のリハビリテーション」の姿を感じる事ができたと感想を頂くとともに、恵まれた環境、機器、人材が揃っていることを羨ましく思いました。
 また、新潟病院では筑波大学サイバニクス研究センターの山海嘉之教授の理論であるサイバネティクス(Cybernetics)、メカトロニクス(Mechatronics)、インフォマティクス(Informatics)の3つを融合したサイバニクス(Cybernics)技術を用いて、人の身体/脳とリアルタイムに情報を交換して人の運動意図をデコード(暗号解読)し、必要なモータトルクを使って筋をアシストし、随意運動を増強する装着型ロボットに早くから着目し、随意運動障害を来す病気である神経・筋難病の治療に活かせないか研究をしています。生体電位を活用した随意運動障害の治療法と随意運動を反復動作や固有受容器を刺激することで神経路の再建・強化を目指す川平法の夢のタッグは療法士としてとても興味深く思います。
 病院全体の理念とリハビリテーション科の方針が現場の治療へきちんと汎化されている国立病院機構内で模範となる病院であると感じました。
 実技研修も講師の先生以外の新潟病院スタッフが多数実技に協力して頂けた結果、参加者が手技を肌で感じ取れるものになりました。実技研修はその名の通り実技を身につける、または身につけた実技をより深めるために次の実技研修へつなげる研修でありたいと考えております。
 今回のような参加者が肌で感じ取れる研修、実際の手技を体験できる研修は療法士にとって貴重な財産になります。療法士育成の大学化や過度なEBM主義、高度な医療細分化など現場レベルで大切な手技が疎かになりがちな昨今で、今回のような研修を開くことができたことは意味の大きいこと思います。頭でっかちな療法士ではなく治療できる、治療効果のあるリハビリを提供することができる療法士の武器のひとつとして手技があることを再認識できたのではないかと思います。今回の講習後のアンケートからもそれを窺える感想が寄せられています。アンケート結果を踏まえ、関東信越部会実技研修部門では会員の皆様に沿った研修を提供できるよう心掛けていきます。今回も開催地である新潟病院スタッフの皆様には講師依頼、事前の会場準備、当日の運営と何から何までご協力頂き誠に、有難うございました。

 

国立理学療法士協議会関東信越部会実技研修担当 
 甲府病院 リハビリテーション科 理学療法士長 朝日
 asahi-t@nhokoufu.hosp.go.jp

平成28年ボーリング大会

 

 平成28年6月10日、町田市内においてボウリング大会が開催されました。今回は8施設32人が参加し、施設対抗でアベレージを競いました。しのぎを削る激戦の中、東京医療センターが2連覇を達成。おめでとうございます。
 来年、東京医療センターは連勝記録を更新するため、他施設は連覇を阻止してトロフィーを持ち帰るため、次回に向けて日頃の鍛錬をしていきましょう。

 上位結果  1位 東京医療センター
       2位 箱根病院
       3位 災害医療センター
       次年度幹事 東京病院
 大会後の表彰式は27名の参加で盛大に行われました。皆さん、ありがとうございました。

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